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アダアフィを副業でやるときの確定申告|会社に知られにくい住民税の出し方

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アダアフィを副業でやるときの確定申告|会社に知られにくい住民税の出し方

会社員が副業でアダルトアフィリエイト(アダアフィ)をするとき、確定申告が要るのは、報酬から経費を引いた「所得」が1年で20万円を超えたときです。会社に副業が知られにくくするには、確定申告書の第二表で、副業の分の住民税を「自分で納付」にしておきます。

20万円以下なら何もしなくてよい、というわけではありません。所得税の確定申告が要らなくても、住民税の申告は別に要ります。2026年10月26日に、記事担当のわたし、伊緒が、国税庁のタックスアンサーと通達の解説、区役所・市役所の住民税の案内、DMMアフィリエイトの参加規約とヘルプを読みました。先に1年の流れを時期の順に表にして、そのあと迷いやすいところを1つずつ書いています。

時期やること
始める前会社の就業規則で、副業の決まりと届出が要るかを読む
毎月レシートと、ASPの管理画面の報酬の明細を残す。DMMで源泉徴収された額も控える
翌年2月16日〜3月15日所得が20万円を超えたら確定申告をし、第二表で住民税を「自分で納付」にする。20万円以下なら、市区町村に住民税の申告をする(期限は市区町村の案内で確かめる)
翌年5月〜6月自宅に届く住民税の通知と、会社から渡される通知の額を見比べる
「20万円」って、最初は報酬の額だと思って読んでいたんです。条件の行をもう一度読んだら「所得金額」でした。引いたあとの額なんですね。

確定申告が要るのは、アダアフィの所得が年20万円を超えたとき

給与を1か所から受け取っていて、年末調整を会社でしてもらう会社員なら、給与のほかの所得の合計が年20万円を超えると、確定申告が要ります。国税庁のタックスアンサーでは「各種の所得金額(給与所得、退職所得を除く。)の合計額が20万円を超える人」と書かれています。

ここで比べるのは、ASPから振り込まれた報酬の額ではなく、報酬からサーバー代などの経費を引いた額です。ほかにも副業があれば、その所得も足して比べます。架空の数字で2人を比べると、次のようになります。

架空の例1年の報酬所得(報酬 − 経費)やること
Aさん30万円24万円(経費6万円)確定申告
Bさん25万円17万円(経費8万円)住民税の申告

Bさんは報酬が20万円を超えていますが、所得は17万円なので、所得税の確定申告は要りません。ただ、確定申告が要らなくても、住民税の申告は要ります。 横浜市の案内では、住民税は所得の多い少ないにかかわらず給与と合わせて計算するため、確定申告をしなかった人は住民税の申告が要る、としています。確定申告をした人は、住民税の申告もしたことになるので、別に出さなくてかまいません。

住民税の申告は、住んでいる市区町村にします。期限と出し方は、市区町村の案内で確かめるか、税務課に聞いてください。横浜市なら、各区役所の税務課が窓口です。

図解。会社員の副業で、1年の報酬から経費を引いた所得が20万円を超えたら、税務署に確定申告をする。確定申告をすれば、住民税の申告もしたことになる。所得が20万円以下なら、所得税の確定申告は要らないが、住んでいる市区町村に住民税の申告をする。申告の期間は、その年の翌年2月16日から3月15日まで

確定申告の期間は、その年の翌年の2月16日から3月15日までです。2026年1月〜12月の報酬なら、2027年2月16日〜3月15日に申告します。

会社に副業が知られるきっかけは、住民税の額

会社員の住民税は、ふつう毎月の給与から引かれていて、その額を会社に知らせるのは市区町村です。千葉市の案内では、会社が1月に前の年の給与を市区町村へ報告し、市区町村が計算した税額の通知を5月上旬に会社へ送り、会社が6月から翌年5月までの12回に分けて給与から引く、という流れになっています。

副業の所得を申告すると、その分も住民税に足されます。何も選ばずに申告すると、副業の分まで合わせた住民税の額が会社に届き、給与だけで計算した額より高くなります。経理の担当者がその差に気づくと、給与のほかに所得があることが分かってしまいます。

所得の内訳が載った本人用の通知も、会社を通して届きます。ただ、中央区では、本人用の通知を圧着するか本人宛ての封筒に入れてから会社へ送り、本人のほかに所得の額が見えないようにしているそうです。会社用の通知に載せるのも、給与から引く税額だけにしています。住んでいる市区町村の扱いは、その市区町村の案内で確かめてください。

図解。住民税の納め方は2通り。給与から引く(特別徴収)にすると、副業の分も合わせた住民税の額が5月に会社へ届き、6月から翌年5月の給与から引かれる。給与の分と比べて額が高いので、ほかに所得があることに気づかれやすい。期限内の申告で自分で納付(普通徴収)にすると、会社に届くのは給与の分の額だけで、副業の分の納付書は自宅に届き、自分で払う
会社が見られるのは住民税の額だけで、何の副業かまでは書かれない、と分かって少しほっとしました。……もし「アダルトのサイト」と書かれていたら、と一瞬でも想像したのは、わたしだけじゃないはずです。

確定申告書の第二表で、住民税を「自分で納付」にする

副業の分の住民税を会社の給与から引かれないようにするには、期限(3月15日)までに確定申告書を出します。そのとき、第二表の「住民税・事業税に関する事項」にある「給与、公的年金等以外の所得に係る住民税の徴収方法」で、「自分で納付」に丸を付けます。文京区の案内では、変わるのは納め方だけで、住民税の額は変わらないと説明されています。確定申告をしない年に住民税の申告だけをするときも、市区町村の住民税の申告書に、同じように納め方を選ぶ欄があります。

昼の歩道で、トレンチコートを着た伊緒が、赤い郵便ポストの口に白い封筒を入れようとしている

ただ、「自分で納付」に丸を付けても、給与から引かれてしまう場合があります。文京区と中央区の案内に書かれているのは、次の場合です。

  • 副業の所得がマイナスのとき(赤字のとき)
  • 申告で足した控除が、足した所得より大きいとき
  • ふるさと納税の申告で減る税額が、副業の所得にかかる税額より大きいとき

e-Taxで申告して、第二表で納め方を選べなかったときは、税務課に問い合わせるよう、文京区は案内しています。

もう1つ気をつけたいのは、副業がアルバイトのように給与で受け取る仕事のときです。中央区の案内では、2027年度(2026年中の所得の分)から、給与が2か所以上ある人は全部の給与を合わせて計算し、「自分で納付」を選んでも給与から引くことになっています。アフィリエイトの報酬は給与ではないので、この決まりの外にあります。

「自分で納付」は、知られにくくする方法で、知られないと約束する方法ではありません。 選べたかどうかは、5月か6月に自宅に届く住民税の通知と、会社から渡される通知の額を見比べると分かります。住んでいる市区町村で扱いが違うこともあるので、迷ったら市区町村の税務課に聞くのがいちばん確かです。

報酬は雑所得か事業所得か、開業届は要るか

副業で始めたばかりのアダアフィの報酬は、多くの場合「業務に係る雑所得」として申告します。国税庁の通達の解説では、事業所得になるかどうかは、その活動が社会通念上「事業」と呼べる程度かで決まり、帳簿をつけて保存していれば事業所得に分けられる場合が多い、とされています。ただ、帳簿があっても、収入が例年300万円以下で、本業の収入の10%未満のときは、収入が少ない(僅少と認められる)場合に当たり、事業と認められるかは個別に判断されます。

分け方雑所得(業務に係るもの)事業所得
当たりやすい人副業で始めたばかりの人事業と呼べる規模で続けている人
記録と書類前々年の収入が300万円以下なら、取引の書類の保存の義務は無い(経費の領収書は残す)帳簿をつけて保存する
開業届出す対象ではない始めた年の分の確定申告の期限までに出す
青色申告できないできる(条件しだいで10万〜65万円の控除)

開業届(個人事業の開業・廃業等届出書)を出すのは、事業所得などを生む事業を始めた人です。青色申告の特別控除も、事業所得・不動産所得・山林所得の人だけが使えます。雑所得で申告するあいだは、開業届と青色申告のことは後回しで大丈夫です。

雑所得の赤字は、給与の所得から差し引けません。サーバー代や作品代で赤字になった年に、給与の税金が戻ってくることはないので、そのつもりで計算しておきます。

経費にできるのは、サイトを作って売るためにかかった費用

経費にできるのは、報酬を得るために直接かかった費用です。アダアフィなら、次のようなものが当たります。

  • レンタルサーバー代・ドメイン代
  • サイトのテーマ・プラグイン・画像の素材の代金
  • 紹介する前に中身を確かめるために買った作品の代金
  • パソコン・スマホ・ネットの料金のうち、サイトの作業に使った分

パソコンやネットの料金のように、普段の暮らしにも使うものは、国税庁のタックスアンサーで「家事関連費」と呼ばれています。経費にできるのは、取引の記録などから、業務に直接要った分をはっきり分けられるときの、その分だけです。作業に使った時間の割合などで分けて、どう分けたかをメモに残しておきます。作品の代金も同じで、記事で紹介した作品だけを入れ、どの記事のために買ったかを一緒に残しておくと説明しやすくなります。自分の楽しみとの線引きに迷うものは、税務署か税理士に聞いてから決めると安心です。

パソコンのように10万円以上する物は、買った年に全額を経費にはできません。決められた年数に分けて、少しずつ経費にします(減価償却)。10万円未満の物なら、使い始めた年に全額を経費にできます。

「確かめるために買った作品」。自分で書いておいて、この記事でいちばん言い訳っぽい行になりました。……レシートの裏に記事の番号まで書いてあれば、さすがに疑われない、と思いたいです。

レシートと、ASPの管理画面の報酬の明細は、月ごとにまとめて保存しておくと、申告のときに慌てずに済みます。

DMMアフィリエイトの報酬は、月12万円から源泉徴収される

DMMアフィリエイトでは、個人で参加していて、1か月の報酬が12万円以上になると、DMMが所得税(と復興特別所得税)を差し引いてから振り込みます。参加規約の第5条とヘルプに書かれている内容は、次のとおりです。

項目規約とヘルプに書かれていること
源泉徴収の対象個人で、月の報酬が12万円以上
引かれる額(月の報酬 − 12万円)× 10.21%
計算の例月20万円なら8,168円
出すものマイナンバーと本人確認書類
インボイス登録番号を照合し、確かめられない人は免税事業者等として扱う

1年分の引かれた額は、月ごとの報酬から上の式で出せるので、報酬の額と一緒に控えておきます。源泉徴収されても、確定申告が要らなくなるわけではありません。所得が20万円を超える年は確定申告をして、引かれた額は申告書の源泉徴収税額の欄に書き、1年分の税額から差し引きます。

インボイスの登録番号は、個人で参加している人にも登録を求めると規約に書かれています。登録が確かめられない人は、免税事業者等として扱われます。登録すると消費税の課税事業者になり、消費税の申告もすることになるので、副業で始めたばかりのうちは、登録するかどうかを税務署か税理士に相談してから決めると安心です。

副業が禁止の会社なら、まず就業規則を読む

副業ができるかどうかは、税金ではなく、勤めている会社の就業規則で決まります。厚生労働省の「モデル就業規則」(2025年12月)の第70条では、勤務時間の外でほかの仕事をしてよいとしたうえで、会社が届出をもとに禁止・制限できる場合として、次の4つを挙げています。

  1. 仕事に差し支えがある場合
  2. 会社の秘密が漏れる場合
  3. 会社の名誉や信用を損なう行為や、信頼関係を壊す行為がある場合
  4. 競業で会社の利益を害する場合

モデル就業規則の説明では、ここで言う副業には、雇われて働く形だけでなく、自分で事業をする形も入るとされています。アフィリエイトも副業に入ると考えて、自分の会社の就業規則で、副業の条文と届出が要るかを読んでおきます。

3つ目の「会社の名誉や信用」の行だけ、読む速さが落ちました。アダルトのサイトの記事を毎日書いていると、つい目をそらしたくなる行です。

住民税の納め方を選ぶのは、会社に知られにくくするための方法で、副業を禁止している会社の規則を破ってよい理由にはなりません。届出が要る会社なら届け出てから始め、禁止なら会社を離れるまで始めない。そうしておけば、住民税の額で気づかれても困りません。

よくある質問

所得が20万円以下なら、何もしなくていいですか?

所得税の確定申告は要りませんが、住んでいる市区町村に住民税の申告が要ります。医療費控除やふるさと納税で確定申告をする年は、副業の所得をどう書くかを、税務署に聞いてから書くと確かです。

「自分で納付」にすると、家族に知られますか?

自宅に納付書が届くので、家族が郵便を開けると、給与のほかに所得があることは分かります。通知に載るのは所得や控除の金額で、サイトの名前のような副業の中身を書く欄はありません。家に届く郵便を家族が開けることがあるなら、届く時期(5月から6月ごろ)を覚えておくと慌てずに済みます。

DMMで源泉徴収されたら、確定申告はしなくていいですか?

源泉徴収があっても、所得が20万円を超える年は確定申告をします。引かれた額は申告で差し引かれるので、払いすぎていれば戻ってくることもあります。

申告の書き方で迷ったら、どこに聞けばいいですか?

所得税は税務署、住民税は住んでいる市区町村の税務課が答えてくれます。経費の分け方や、事業所得にするかどうかのように、人によって答えが変わることは、税理士に相談するのが確かです。

この記事を書いた人

伊緒

オーナーの下で、記事を担当しているスタッフです。オーナーが試したことを聞いて記事にし、公式の資料やAPIで今も合っているかを確かめ直しています。週末の朝は、道場で弓を引いています。

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